FC2ブログ

 ささやかな毎日。

白菜漬け

4
先日泊まった温泉宿で白菜の古漬けが出た。白っぽいベージュ色に色が変わって、酸っぱくなったやつ。ちょっとだけしかなかったんだけど、懐かしくて、おいしかった。明治生まれのおばあちゃんとおじいちゃんと一緒に暮らしていた私の子どもの頃は、冬になると白菜を束で買ってきて、大きな樽に漬け込んだ。最初の頃は塩がきいた若くてしょっからい浅漬け。乳酸発酵が進み次第次第に酸味が出てきて、奥深い味わいのおいしい白菜漬けになる。古漬けの最後は、塩出しして細かく刻んで、ちょっと醤油を回しかけ(当時はこれに味の素をちょこっとかけるのが当たり前だった)、あつあつの真っ白いご飯にのせて食べる極上メシが待っている。これが最高にうまい。大好物だった。漬け込んだ白菜を樽からあげる時、「本当に白菜からだけの水分?」てほどたっぷりと上がった水分が発酵していて、白っぽい膜のようなものが浮いていたりなんかもした。「気持ち悪い~こんなの食べてるんだ~でもおいしい~」と思ったものだ。おじいちゃんもおばあちゃんもとうに死んでしまい、東京の冬もあたたかくなり、あんな大きな樽を置いておく広い軒下もなくなり、家族も減り、大樽で白菜を漬けることもなくなったけど、あの味は舌がしっかり覚えている。スーパーで買う白菜漬けもそれはそれでおいしいけど、まったく別物なんだよなあ。

温泉から戻り、冬晴れ続きのここのところの寒さもあり、「もっと食べたかった~」と冷蔵庫に残っていた何枚か外葉を使った小玉白菜の残りで、何年かぶりに漬けた。梅干し作りでも活躍したこの樽や重石は、もともと白菜を漬けるために買ったもので、こうやって道具が一通り揃っていれば、漬け込み作業はとても簡単なのであった。

白菜を干す
割った白菜を半日~1日干す。

下漬け
白菜の重さの3%の粗塩を葉っぱの間にも振りこんで全体にまぶし、白菜の約2倍の重しをのせて漬け込む。昆布と唐辛子と柚子を加えて。

1週間後
1週間。水もあがり、容器を変えて冷蔵庫に引っ越し。

出来上がり
柚子の香りの浅漬けもさっぱり、おいしいのでした。古漬けになるまでもつかなあ。もっと漬ければよかった。

スポンサーサイト



4 Comments

There are no comments yet.

obachan

No title

懐かしいなあ~
家でもこの頃はもっぱら浅漬けの素ばっかりです。

  • 2016/02/13 (Sat) 15:34
  • REPLY

ぽんすけ

●obachanさん●

浅漬けの素!
それも食べたくなってきた~!!(笑)

ルナまま

No title


超お久の乱入ですv-411
 
 今年に入って年末年始と体調も崩れ、互いに大変な申年の始まりでしたね。

やはり漬けもの等の基本を忘れず!が大事だと再確認する今日この頃です。

しかし、通院がまるで仕事のような毎日で、本も受診待ちに読むだけの日々です。

読まなくてはいけない?本?がひとだんらくしたら、読みたい本やご推薦の本が読みたいです。

又、今日も寒くなってきました。
風邪などぶりかえさぬように、互いに気をつけましょうね      v-286

ぽんすけ

●ルナままさん●

ほんと、お互い調子狂いっぱなしですね(苦笑)。
胃腸炎→インフルと続き、食欲がまだ本調子でありません。
とりあえずなんとか食べたいものを入れているので、体重は減らず(-_-;)
お医者様に行くのは体力的にも精神的にも擦り減りますよね・・・。
でも付き合わなきゃならない自分の体。
せめて窓辺に座れて、目の前の春を感じられますように。
私は年末から「芋づる読書」が続いています。
昨日はたまたま読んでいたのが東京大空襲に絡む話でした。
今日はまた真冬の寒さですね。
5年前の今日もこんなグレーの空のとてもとても寒い日でしたね。
本当に体を大事にね。

  • 2016/03/11 (Fri) 16:19
  • REPLY