雑感

12月になれば、「インプットな仕事」は一段落するかな、と思っていたのにいまだに早朝から全力で突っ走る仕事が続き、「アウトプットな仕事」もピークで、閉店後の残業、休日返上の日々。毎年、多忙記録を更新している気がする。でも今、仕事がすごく楽しいし、前線にいられることが本当にうれしい。昔の私なら今の環境は「辛い」「うまくできるか不安」「休みたい」と心底思ったのに、今は少しも辛くない。この夏にどん底な経験をしているということもあるだろう。自営業にとっては仕事があることは何よりありがたいことであり、最高の精神安定剤でもある。必要に迫られ今までの自分の許容以上の仕事を抱えることで鍛えられて、自分の許容範囲が広がっているらしい。若い頃より、年取った今の方が確実に自分の性能があがっている。体力も、気力も、仕事も。ただ、カイロプラクティックの先生曰く、「三浦雄一郎を見ればわかるけれど、人間はいくつになっても、鍛えることによって、新たな身体的境地を開発していくことができる。ただ、悲しいことに年をとると回復力が衰える。若い頃には一晩寝れば回復した疲労もそれだけではとれなくなる(だから、私も生まれて初めて整体に行くハメになったのだが)。だから、若い頃より意識してからだを整えることや、その技が必要になってくる」そうだ。
ただ、仕事で手一杯でプライベートな時間はますますなくなり、お世話になった友人へのお礼をする余裕もないのが、情けない。仕事の人間関係は充実しても、仕事から離れてプライベートで自ら自分以外の誰かの助けになったり、休日をともに楽しんだり、そういう余裕がないことが、自分に足りないことだ。