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 ささやかな毎日。

悪夢と波乱の一週間・嵐のち晴れ

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6月1日、ちょうど一週間前の土曜日のお昼過ぎのことでした。店から一旦うちに戻り、昼ごはんを食べてうちの外をちょっと掃除して戻ったところ、階上から父と母の声。「ちょっと来て、ウィルが変」。行ってみると、ウィルはぐったりと体を横たえ、お尻から下痢便を流していました。直前に何度か嘔吐し、失禁したとのこと。生気がなく、息も荒く、目が真っ赤。一目でただならぬ状態とわかりました。あささんではいつもと変わらず元気に歩き、中華のおじちゃんにチャーシューもらって、ルンルンで帰ったのに。たった数時間足らずの急激な変化、目の前で起こっていることが信じられませんでした。考える間もなくかかりつけの獣医さんに電話、病院へ駆け込みました(ダンナが仕事で出ていたので、母に付き添ってもらいタクシーで駆けつけました。自分も運転できたら、と今回の出来事ほど思ったことはないです。三太の最後の入院・・・それも週末で、ダンナが泊まりで出張中、私も2泊の出張から戻ったばかりの夜で、24時間対応の病院をネットで探してひとりで大泣きしながらタクシー拾って行ったっけ・・・もそうでしたが、重篤な状態で病院に行く時は、運悪くいつもダンナがいません)。お医者さんに行ってから、初めてウィルをしっかりと見ましたが、目だけではなく、おなかも耳の中も、全身の皮膚が真っ赤でした。息は荒く、ぐったりとして立っていられないウィル。体温は低く、歯茎も白い(循環不全)、全身ショックの状態でした。腹部触診では、痛みはない様子。この時点ではまずてんかんの発作か、何らかのアレルギーの可能性が疑われました。その後、血液検査、レントゲン検査、エコー検査の結果は耳を疑うような、驚愕の内容でした。「ひょっとしたら胆のうが破裂しているかもしれない」。胆のう?破裂?うそでしょう?・・・エコー写真を見せてもらいながら説明を聞きました。今のところ、胆のうは形を成しているけれど、異常は明らかで、すでに少し胆のうに小さな穴が開いている可能性もある。血液検査の結果は肝臓の状態を示す値が異常(胆のうは肝臓につながる臓器なので、胆のうに異常があれば肝臓の値も異常をあらわす)。ただし、破裂すれば上がるビリルビンの値に上昇が見られないので、現時点で破裂している可能性は低いが、今後ビリルビンが上昇すればそれはすなわち破裂が起こったということ。そうなれば、外科的治療(すなわち手術)するしか治療法はないとのこと・・・。なんでそんな・・・。胆のうに何らかの原因で細菌が入り、炎症を起こしたらしい。原因を特定するのは難しいそうです。目の前でぐったりするウィルを見て、なんで?なんで?ウィル、死んじゃわないでよ!!と心の中は錯乱状態でした。入院して慎重に経過をみて、破裂の兆候がはっきりすれば直ちに手術するとこのことですが、この日は土曜日、かかりつけのお医者様は翌日日曜日が休診で、入院は可能だけれど万一の手術には日曜は対応できないとのこと。そこで先生から24時間対応の病院をご紹介いただき、転院することになりました。すぐに転院先の病院への連絡してくださり、検査結果一式などの書類もご準備くださいました。夕方にはダンナも仕事を終えて戻るのですが、帰店後一件予約の仕事があり、それを終わらせてからでないと私たちの身動きがとれない。それまで点滴をしながら、かかりつけの先生に預かっていただくことなり、一度店に戻りました。偶然獣医さんの待合室でいつもお世話になっている皮膚科のセンセイが愛犬(コーギー)マロンちゃんをつれてきて(センセイのところは、膀胱炎)、ただならぬウィルと一部始終を見ていました。センセイの診察室でいつも愛犬話で盛り上がっているし、ウィルにも何度か会っているので、動転して涙目の私を励ましてくださり、「転院する病院連れてくの、私、車出そうか?」とまでおっしゃってくださいました。今回の騒動ではこのセンセイはじめ、ウィルを見守ってくれている友達やさんぽで出会うワン仲間、中華のおじちゃんなど、たくさんの人達の励ましと善意に本当に力をもらいました。嵐の海で出会う灯台のような皆さんの善意でした。本当に本当にありがとう。
 店に戻るとすぐにまた獣医さんから電話、「できることなら一時間でも早く動いた方がいいと思います。お仕事、ずらせませんか」とのこと。先生からわざわざこのような電話があるということはよほどのことと判断し、お叱り覚悟で予約のお客様に連絡したところ、快く日にちをずらしてくださり、ダンナが出張から戻ってすぐに転院をしたのでした。

転院した病院はかかりつけの病院から車で10分くらい。24時間救急対応の大きな病院です。こちらでも再度血液検査とエコーをとりました。診断はかかりつけのお医者様と同じでした。胆のう炎です。エコーでは少しですが腹水が溜まり始めていました。黄疸は出ていません。「破裂=手術の可能性は半々と考えてください」と言われ、そのときは深夜でも電話連絡を下さるとのことでした。ウィルのいない我が家は静かで色のない世界でした。同じ家なのに、まったく違う世界に迷い込んだ気がしました。胆のう破裂の手術をネットで調べると、大変シビアな手術であることがわかりました。ウィルが死んじゃったらどうしよう・・・。どうか、破裂が起こりませんように。ウィルが持ちこたえてくれますように。枕元に携帯を置きました。眠れぬ夜になる・・・と思っていたけれど、疲れすぎてすぐに深い眠りに落ちてしまいました。その夜、電話はなりませんでした。一晩ウィルは危機を乗り越えたのでした。

長くなるので続きます。
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4 Comments

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姫はは

No title

え~?え~?え~?
ウィル大丈夫だよね~~~!?
大丈夫なんだよね~~~!?

  • 2013/06/09 (Sun) 01:44
  • REPLY

ぽんすけ

●姫ははさん●

ごめんなさい。今度は私が心配させちゃったね。
突然の、まさかの事態でした。
とりあえず、安心してください。
タイトルどおり、嵐のち晴れです。
でも、生きとし生けるもの、どんな健康なわんこだって人間だって、いつ何時こういうことになるかわからない。
だからこそ、今こうして家族が揃っている当たり前に見える幸せをたくさん感じていたいね。

kero

本当に…

当日の克明な記録、大変だったね>_<
でもそれを書いているということは、落ち着いている証拠よね!
無事に帰れてよかったです。本当に。

ぽんすけ

●keroさん●

いろいろ心配かけたね。ごめん!!
6月2日のブログで「更新が滞るかもしれません」と書いたのは、危機が去って見通しが明るくなってからでないととても書けないと思ったからでした。
悪くなるのもあっという間、回復も予想以上に早かったです。
まだ飲み薬の治療は続いていますが、もうすっかりいつもの元気なウィルだよ。
これからもウィルとぽんすけをよろしくお願いします!!