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 ささやかな毎日。

バーナード・リーチ展と民藝展(日本橋高島屋)

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この前の水曜日、この日が初日だったバーナード・リーチ展民藝展(日本橋高島屋にて)を観にいった。
バーナード・リーチ展

日本橋高島屋1階

若い頃から素朴な陶器が好き。昨年9月に見た「濱田庄司スタイル展(汐留パナソニックミュージアム)」今年3月の「スリップウェアと西洋工芸展(日本民藝館)」、少し前では2009年の「アーツ&クラフツ展(東京都美術館)」などで、少しずつ見てきた民藝の世界。柳宗悦らとともに、日本の民藝運動に深くかかわったイギリス人陶芸家・バーナード・リーチ生誕125年ということで、盛夏に日本民藝館で開催されたリーチ展に続く、同じフロアの催事場にて民藝代表産地の展示即売「民藝展」を同時開催という、百貨店内の美術館ならではの大型企画。
 以下、展覧会趣旨を引用します。

日本を愛し、日本に愛された、英国の陶芸家バーナード・リーチ(1887-1979)の生誕125年を記念する展覧会を開催します。
香港に生まれ、幼児期を日本で過ごしたリーチは、英国の美術学校で学び、22歳のときに再訪を果たします。白樺派の同人らにエッチングを教授するうちに、民藝運動を指導する柳宗悦と知り合い、日常生活の中で芸術をとらえる視点をもちます。楽焼の絵付体験から陶芸に興味をもったリーチは、富本憲吉をさそって六世尾形乾山に入門し、陶芸家の道を志します。
日本に10年間滞在したのち、1920年に濱田庄司を伴って英国に帰国し、セント・アイヴスに登り窯を築きました。
その後も、リーチはたびたび来日し、益子(栃木県)や出雲(島根県)、小鹿田(大分県)など各地の窯を巡り、職人たちに惜しみなく技やデザインを教え、自らも優れた作品を残しています。リーチが目指した「東洋と西洋の美の融合」は、近代日本の陶芸が進むべきひとつの指標となりました。本展では、国内主要美術館と、親交の深かった個人が所蔵する陶芸作品約100点、素描・版画作品約20点で、リーチ芸術の全容に迫ります。また同時開催の「民藝展」で、日本橋髙島屋で1934年に展示した「リーチ考案による書斎」を再現いたします。



陶芸は特に直に見ないとなかなか質感や色がわからないものです(本当は手の中におさめて、使ってみたい)。見ごたえたっぷり、どっぷりとリーチと民藝の世界に浸ってきました。会場内で上映されている15分のビデオ、これは是非見たほうがいいです。リーチの愛した島根の風景、そして、リーチが登り窯の工房を作った英国の海辺の町、セント・アイヴズの風景が重なり、味わいが増すはずです。美しい自然や日々の営みからインスパイアされて作り出されるあたたかみのある器の数々、東洋と西洋のマリアージュとも言うべき意匠や技法は、リーチの深い愛情を感じる器たちばかりです。

そして、展覧会を味わった後もお楽しみが。
民藝展

布志名焼
鮮やかな黄釉が印象的な島根の布志名焼・湯町窯の器。何度もチェックしている窯元。いつか欲しい。

小鹿田焼
飛び鉋や櫛描きなどの模様が特徴的な大分の小鹿田(おんた)焼。

催し物会場で開かれている「民藝展」では、リーチとゆかりの深い焼物産地をはじめ、ガラス工芸、木工芸、和紙など、日本各地の味わい深い工芸品の数々を買うことができます。普段はネットで見るだけ、民藝に強いお店でも普段それほどの数があることのない日本各地の垂涎の器たちが、それこそ仔細な焼加減や絵付けをどれにしようかと迷うほどたっぷり吟味することができます!私は我が家にある食器でとりあえず今はまだ飽きもなく充分なので、目の保養で終わってしまったけれども、「これ、そのうち欲しいな」とかねがね思っている焼物を、実際に手にとって見られたのは、大収穫でした。食器は一生楽しめるので、焦らず、「どうしても欲しい!」と思う時まで、ゆっくりと機会を待つのも楽しみ。

バーナード・リーチ展、民藝展、ともに、9月10日(月)まで開催。
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