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 ささやかな毎日。

高円寺~恵比寿・展覧会めぐりさんぽ(その3・東京都写真美術館)

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高円寺から恵比寿に移動。ガーデンプレイスの東京都写真美術館「生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー展」へ。
特大キス
彼の代表作のひとつ、この特大「パリ市庁舎前のキス」は、東京都写真美術館の外壁面を飾る3枚の写真の一つ(後はロバート・キャパと植田正治)。

ロベール・ドアノー(1912~1994)の足跡を200点の写真で見る。生まれて初めて手に入れたカメラで撮った写真はセルフポートレート。そして、撮影対象者に対してお辞儀するように向かい合うローライフレックスは、恥ずかしがりやの彼にとってはとても居心地の良いものだったということに「ドアノーでさえ・・・」とちょっとほっとする。出だしの頃の写真は人物が遠かったり、後姿が多かったり、しかし、次第に写真が変化していく様がわかる。彼の真骨頂は、撮影モデルたちが心を許すまで中に分け入り、完全に彼を意識しなくなる時まで、焦らず待つこと。人物写真って、全人格作業というか身を削るっていうか、本当はそういうものなのだ。パリに暮らす市井の人々や子供たちのスナップは本当にやさしい。見るものを幸せにする写真だ。最晩年の国土整備庁からの任務によるシリーズはパリ市街の建物や街並みのカラー写真。意図して一切の人物を排除した硬質な写真は最後の変化。
 時代を超えて愛される写真の数々。大満足。5月13日(日)まで開催。

すでに結構疲れて、これ以上の展覧会のはしごは気が進まなかったのだけど、ダンナが「せっかく来たのだから」と館内の別の展覧会のはしごを主張するので、結局別のフロアで開催しているあと二つの展覧会も制覇。

フェリーチェ・ベアトの東洋  J・ポール・ゲティ美術館コレクション
この人はイタリア人なんだけど、19世紀後半のインド、中国、日本、朝鮮、ビルマを撮影して西洋に紹介した。幕末の江戸の町を愛宕山から俯瞰したパノラマ写真のすばらしさ、当時の日本人をモデルにした写真に彩色したシリーズ、町に転がる白骨を記録した戦争写真など、緻密な描写に圧倒される。5月6日(日)まで開催。

幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界
堀野正雄(1907-1998)。戦後は写真家としての活動をやめてしまったが、それ以前は雑誌との企画でドキュメンタリーシリーズを撮ったり(戦前の東京の町の混沌の様子をおさめたシリーズがすごく面白い。今では考えられないほどどうしようもなく汚れた川や、スラムのようなバラック小屋で暮らす人々の笑顔とかが印象に残っている)、モダンな人物ポートレートなど、当時としては超進歩的な写真だったのだろう。5月6日(日)まで開催。

貴重な写真をたくさん見たけど・・・疲れました・・・。

ガーデンプレイス春
ガーデンプレイスは春真っ盛り。

チューリップピンク!
へとへとなので、一服しようということで・・・(続く)。
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2 Comments

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kero

壁面写真

写真をみに入らなくても、外の壁面写真みるだけでもいいなあ(笑)
見上げてるの、ご主人よね。なんか、そこだけパートカラーになってて面白い。

ここで一服といえば、ビールかな!!うちなら間違いなく・・・!

ぽんすけ

●keroさん●

無彩色の壁面写真に、ダンナのオレンジ&ネイビーがうまい具合に効いてるね。
いい写真、いっぱいあるから、これで満足しちゃモッタイナイダス!!
さてさて、一服の行方は・・・明日判明(笑)。