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 ささやかな毎日。

10日間の記録

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入院10日間の記録。

2月9日(木)
手術前日。10:30入院手続き。午後、麻酔の先生からの説明・確認(全身麻酔と硬膜外麻酔併用)、病棟内の案内や術前の予定の説明など簡単なオリエンテーション。手術時・手術後に使用するクリーンキャップやオサンパッド、T字帯、腹帯などを売店で購入して看護師さんに渡す。入浴時、術後感染予防の為、下の毛の剃毛。夕方、下剤服用。明日の執刀は主治医の先生ではなく、もっと若い先生がするらしい(入院中はこの先生が担当だった)。主治医の先生に負けず感じよく、信頼できそうな先生だったので、ほっとする。21:00以降絶食。21:00消灯。

2月10日(金)
手術当日。起床時間は6:00。終日絶食。下剤効果で朝は水のようなお通じだったけど、さらに完璧を期するために、早朝に浣腸。脂汗にじむ。おなかからっぽ。朝より、点滴開始。11:00より口からの水分摂取禁止。昼過ぎ、立会いのダンナが病院に来てくれる。予定時間より50分遅れの14:50より手術開始予定となる。14:40、同室のNさんからエールを送ってもらい、手術室に徒歩で向かう(10年前は病室からストレッチャーに乗せられてだった。看護師さんによるとそれだと患者さんを怖がらせ、緊張させてしまうので、今はこんな風なのが主流とのこと)。緊張しながら手術室に入る。まず、硬膜外麻酔(脊髄のすぐ近くの硬膜外腔に、局所麻酔薬を入れて、手術部位の痛みをなくす)のカテーテルを背骨に入れる。背骨に針を刺すのだけれど、痛み止めの注射をしているので全然痛くない。この間、手術に立ち会ってくれる先生や看護師さんが皆優しく励ましてくれたのが、すごくうれしかった。麻酔医の女医さん以外、私より若いスタッフ。年取っちゃったわ~。その後、全身麻酔により、あっと言う間に意識喪失。先生の呼びかけに目が覚めると、すべてが終わってた。「長年お世話になった自分の体の一部なので、とったものを見たい」と言っておいたので、先生が見せてくれた。まだ朦朧とする視界だったけど、確認。外側に大きな筋腫が一つ、子宮の筋肉の中に小さめなのが一つ(こいつが私を苦しめた)。卵巣はふたつとも無事。手術前後の措置を含めた所要時間、約2時間半。病室に戻った後は、麻酔の効果でたまに目が覚めてはすぐ眠ってしまい、ほとんど寝ていた。硬膜外麻酔の効果で傷口は痛まないものの、酸素マスク(夕方にははずされた)、点滴、尿管、いわゆるエコノミークラス症候群防止のため、ふくらはぎに装着されたエアマッサージャーなど、がんじがらめで自由が利かず、自分の体ではないみたい。かろうじて寝返りをうちつつ、一夜をやり過ごす。術後なので、38℃ほど発熱。

2月11日(土)
手術1日目。朝から飲水可。お昼から5分粥。昼前、初オナラ。順調に胃腸も動き始めた模様。午前中、足のエア・マッサージャー、尿管が外れ、トイレまで歩行可。下からの出血はほとんどなし。術後はなるべくがんばって歩く。動くことが回復への近道。午前中、絶好調で、向かいのベッドのNさんとおしゃべりがはずむ。
夕方、点滴が外される。尿管が外れて喜んだのもつかの間、硬膜外麻酔の効き目のせいか、尿意があるのに、お小水が一滴も出ない。その後、少しずつ出るようになったけれど、午後から夜中にかけ、切迫する尿意と強い残尿感に泣かされる。予想外の辛さ。そんなこともあって、食欲が湧かず、夕飯はほとんど食べられなかった。消灯後、胃のむかつき・気分の悪さで眠れない。看護師さんに相談すると、夕飯にほとんど手をつけなかったので、空っぽの胃を胃酸が荒らしているのでは、とこのこと。ラウンジの自販で飲みやすそうなフルーツ乳酸菌飲料を買って、ちびちび飲み(でも飲むとまたおしっこの苦しみ)、何とか紛らわす。この日の午後から明け方にかけてが、術後一番辛かった。

2月12日(日)
手術2日目。朝、待望の排尿困難解消。普通におしっこが出るって、本当に素敵!朝、硬膜外麻酔の背中のカテーテルが外され、これで、カラダについていた管が全部なくなって、身軽になった。昼より全粥。朝までは37℃台後半の発熱だったが、お昼には平熱に戻る。創の具合も順調で、午後、術後初めてのシャワー。気持ちいい!!さっぱりしたので、売店に買い物にも行った。

2月13日(月)
手術3日目。昼から常食。初お通じ!するりと出てよかった~。隣のベッドに内膜症で手術のSさんが入院してきた。年も近く、家も近所で、すぐにうちとける。入院中は、このSさんと、向かいのベッドのNさんのおかげで、とても楽しかった。咳き込むとまだ地獄をみる。

2月14日(火)
手術4日目。元気過ぎ。病院のコインランドリーで洗濯をする。隣のベッドのSさん、手術。今度は私がエールを送った。

2月15日(水)
手術5日目。「入院や手術で自分が思っている以上に体力が落ちているんですよ」という看護師さんの話もあり、この日から病棟内廊下を回遊魚のようにグルグル歩いて体力回復を目指す。向かいのベッドのNさんは足の手術をして、松葉杖なのですが、懸命にリハビリをする彼女と一緒に。ウィルと歩いているつもりで朝30分、午後45分。先生から「わんこと歩くイメトレだね」と言われた。サッサッと軽快に歩けてびっくり。あささん、よるさん復活ってところ。

2月16日(木)
手術6日目。朝40分、午後40分、ウォーキング。先生から「驚異的な回復」と言われ、うれしかった。背中の硬膜外麻酔のカテーテルを外してから、念のため痛み止めの飲み薬を服用していたが、この日、痛み止めなしでも大丈夫かどうかを知るために、一日痛み止め薬を飲まずに過ごすが、ノープロブレム。咳き込んでも、それほどの衝撃でなくなっている。

2月17日(金)
手術7日目。朝、抜糸ならぬ抜鉤(ばっこう)。10年前もそうだったけど、表の創は糸で縫うのではなく、医療用ホチキスでとめてあるので、それを抜く。ちょっとチクチクする。続いて退院前診察。診察の結果、予定通り、翌18日(土)退院の許可が出た。うれしい!!楽しかった入院生活だったけど、やっぱり早くうちに戻って、普通の暮らしがしたい!!この日のシャワーは創むき出しで。しみるかな・・・と恐る恐るだったけど、全然しみない。創は縦10センチ強(前回の創になぞって切った)。シャワー後、先生がまた医療用テープを貼ってくれた。朝30分、午後40分、ウォーキング。入院用に買った新しいスリッパがすっかりくたびれて悔いなく処分できるほど、この3日間よく歩いた。

2月18日(土)
術後8日目。会計を済ませ、10:30頃、退院。晴れて自由の身!先生方、看護師さん、本当にお世話になりました。

退院から明日でちょうど一週間。今朝のあささんではリードを引っ張られても、難なく踏ん張れるようになりました。もう完全に手術前と変わらぬ毎日です。10年前は硬膜外麻酔をしなかったので、術後3日ほどは痛みがかなり強かったのですが、今回は硬膜外麻酔の効果で術後の傷の痛みは前回と比較にならないほど、楽でした。また前回は初めての手術ということで、「お腹を切られているんだから、痛いのは当たり前」と頼めば痛み止めをもらえたのにもかかわらず痛みを我慢してしまったのですが、今回は「痛みを我慢しないことが回復への近道」と理解して、我慢せず、避けられる痛みは予防してもらうように心がけました(こちらから言わなくても、先生や看護師さんから痛みについてずいぶん気を遣ってもらった)。結果、よく動けて、あっと言う間に元気になった気がします。10年前は今回よりおそらく入院日数が多かったけど、退院時、歩くのもまだ辛かったし、帰ってきてすぐふとんに入り、休むような状態だったのに比べ、今回は病院から帰った後は、ずっと店にいて、かえでちゃんの来訪&友達が顔を見に来てくれ、ウィルとよるさん、と元気満々でした。
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2 Comments

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yoko

No title

医術が進歩しているとはいえまだまだ手術後、そんなに経ってないですから 無理はしないでね。お大事にね。

  • 2012/02/24 (Fri) 17:08
  • REPLY

ぽんすけ

●yokoさん●

大丈夫だよ~!!
本当に想像以上に回復が早いです。
yokoさんが3日目にお見舞いに来てくれた時、「今月中くらいは、ウィルのさんぽ無理かな」なんて言ってたけど、その二日後には病院内をウォーキングしていたのですから、本人が一番変化に驚いていました(無理したわけじゃ決してないのだよ)。
でも、やっぱり健康って大事だね。
大事にしなきゃね。