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濱田庄司スタイル展

2011/09/16
おととい、ダンナ出張中でひとりの休日だったので、以前から行く機会を狙っていた「濱田庄司スタイル展」(於;パナソニック電工汐留ミュージアム)に行ってきました。
濱田庄司スタイル展

以下は開催趣旨より引用です。

現代陶芸の第一人者として、また民藝運動の中心人物として広く知られている濱田庄司(1894-1978)。
しかし、濱田がモダニストであったことにこれまで焦点があてられることはあまりありませんでした。
 バーナード・リーチとの交流の中で、濱田がイギリスのセント・アイヴスに滞在したことは周知のことですが、実はサセックス州のディッチリングも訪ねており、この地での経験が濱田を益子焼の里(栃木県芳賀郡益子町)に居住させる後押しをすることになったのです。
 1921年11月6日、濱田庄司はリーチとともにディッチリングを訪問しその地に住まう工芸家たちの中心人物であったエリック・ギルとの対面を果たします。ディッチリングの工芸家村は、ロンドンから決して遠くない距離でありながらゆっくりとした時間が流れる穏やかな村でした。ここではデザイナーや工芸家たちが、生活も芸術活動も含めた身の回りのすべての物事を自分の意志でデザインするという、健康で自由な生活が営まれていました。そうしたなかで、濱田はギルらを「確固たる信念と落着きを彼らの仕事と生活に持っていた。確固たる信念は頭によって得られるが、しかし落着きは良き生活の支えがなければ得られるものではない」と評し、「良き生活」についての重要性を学び、帰国後益子での生活を選択したのでした。
「健康」あるいは「健康な美」を追求した濱田の益子での生活は全て自然に基づくもので、現在でいうところのスローライフを先駆けて実践していたといえるでしょう。
 この展覧会は、モダニストとしての濱田庄司の側面を紹介するものであり、工芸と生活の結びつきを再検証するものです。益子参考館の全面協力のもとに人間・濱田庄司の新たな一面をご紹介いたします。


イギリス・ディッチリングで、暮らしも芸術活動も、自らの力・自らのスタイルで営む暮らしを体験した濱田は、ここで後半生を過ごす益子での暮らしへの確固とした土台を作ったのだと思います。イギリス農村部での豊かな暮らしを経験し、古今東西を問わず生活の中で生きる美を選り抜く眼と力を持っていた濱田が、世界各国の用の美溢れる生活用品や民芸品を蒐集し、それを実際の自分の暮らしの中に取り入れ(生活スタイルも含め)、心地よく暮らしていたモダニストであったことは、そのような経緯からすれば容易に想像できることです。当時としては非常に先進的な暮らしだったことでしょう。実際に日々の暮らしで使うことを念頭に置いて作るからこそ食卓にすんなりと馴染む濱田の作品の数々、濱田が選び愛用した品々、益子でのスローライフな暮らしぶり、濱田が生涯をかけて追求した「理想の暮らし」がそこにあります。
 モノが溢れる現代の暮らしですが、本当の豊かさとは何か、憧れが募る展覧会です。

「濱田庄司スタイル展」は9月25日(日)までです。
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